Bossa Nova クラスレッスン

6 月&7月はDindiを勉強しました。


この曲はBossaNova では珍しくVersoヴァースと呼ばれる語り口調から始まります。(人によって最初からBossaNovaのリズムで歌う場合もあります、、、)

その部分の言葉の意味がわかってどこに意識を持って歌うのかが分かって歌うからこそ、次の歌が活きてくるように思います。。想いの方向〜かな・・

そんな語りの部分をちゃんと歌えるように、歌詞を綺麗な発音で歌えるように、歌詞を何度も練習しました。。

まず歌詞の一番最初のCéu空の発音!アクセントがついているéは開口音。

日本語では開口音を意識することがないので、Céu(空)とSeu (あなたの)の発音が同じにならないように、Marcioさんの発音指導でその違いをはっきりと教えて頂き、気をつけて歌いましょう。。

Dindiというタイトルの由来は、 この曲を一番初めに録音したSylvia Telles に想いを寄せて、彼女の名前をタイトルとしたのだと理解していたのですが、色々ポル語資料を読見進める内に、ちょっと違うことがわかりました。。確かに後にSilvinha は作詞したAloysio de Oliveiraの彼女となり、結婚し、ニックネームとしてDindi  と呼ばれたようですが、最初にこの名前をつけたのはAntonio Carlos Jobimの違う想いからでした。 

Jobimがリオの街を離れて頻繁に通っていた両親の家は、リオの郊外のPoço Fundo市にあり、途中にある未開の奥地:Sertão do DIRINDI  と呼ばれる森とその言葉の響きがとても気に入り、短くしてDindiと呼んでいて、それをそのままタイトルに決め創作が進んだようです。Aloisioも一緒にPoço Pundoには足を運んだようです。。ブラジル人の方は皆んなで別荘に泊まりに行くのが大好きですものね。

Aloysio の事に関してもWikipediaを訳したりして色々勉強できました〜。

8月はコロナの感染者が増えている事もあり、夏休みとさせていただきます。

どうかお元気でお過ごしくださいね。。

9月、10月の課題曲はWave〜Vou te contar~です。

 

「Dindi」6月と7月の課題曲

Bossa Novaクラスの6月、7月の課題曲はJobimの名曲、『Dindi』です。

大好きなこの曲は私のCD 「Amizade」にも入つています。。世界で活躍されているPablo Lapidusasさんのピアノ伴奏が本当に素晴らしく、景色や風を感じる演奏で歌わせてもらいました。。

譜面を改めて書き直すにあたり、最初の ヴァースの部分を三拍子にしました。歌うか、語るか〜悩み〜、今回はクラスの方々にもヴァース部分はポルトガル語で語るように歌ってもらいたいと思い、そうしました。。3拍子で歌うヴァージョンと、4拍子で歌うのとどう変わるか、その違いも楽しんじゃいましょう。。

レッスン日は、6月2日、16日、7月7日、21日。

第一、第三木曜日、高円寺の『ギャラリー 久』にて、19:30よりレッスンしております。。ご興味のある方、ご連絡お待ちしています。。素敵なお仲間と真面目〜〜に勉強しています(笑)

ポルトガル語発音はブラジル人のMarcioさんに、ギター伴奏はPinho 長谷部さんにサポート頂いております。アフターもぼちぼち復活!楽しいクラスです!

Bossa Novaクラス「O Barquinho」2回目

今回のレッスンはO barquinho 小舟の後半部分のレッスンです。。前半と後半のメロデーが同じなので、ポルトガル語を乗せるのも少しは楽になるかしら。。。

当時、若かったRoberto Menescalは釣りが大好きで、週末にはRonaldo Bôscoli達と共に避暑地のCabo Frio(綺麗な海〜)に行っていたようです。。写真を見ただけでうっとりするような海!

RobertoがYouTubeで、この曲が生まれた経緯を話していました。。その内容では 、

Nara Leaõ ,Ronaldo Bôscoli,Tmba Trioのメンバーそして自分の彼女も一緒によく釣りをしに行って舟に乗ってたんだけど、エンジンをかける時の ダカタカタカタカ〜、ダカタカタカタカ〜からインスパイヤーされ、ある日、釣りから帰ってからナラの部屋でそれを思い出しギターでコードをつけてみたんだ〜。。そうして生まれたのがこの曲。。

Tama TrioメンバーはLuis Eça(p),Bebeto Castiho(B&Fl&Sax), Helcio Milito(Dr)

Naraのアパートではいつも音楽集会が開かれていたそう。。

この曲が生まれた時はまだNaraと作詞したBôscoli が付き合っていた頃だから一緒に釣りに出掛けていたんですね。。BôscoliがNaraを思って作詞したと書いてあるのも頷けます。。

しかし、この曲をはじめに録音して、大ヒットさせたのはMaysa でした。。

この曲ができた頃、Naraはまだアマチュアだったこともあり、歌ってはいなかったそう。(歌いたくなかったとも考えられますね。。)

BossaNovaが注目されるようになって、それまで歌っていたムード歌謡からBossaNovaへの路線変更を願っていたMaysaとBoscoliが出会って、いい仲になり、、、いつの間にか この曲『O Barquinho』はMaysaによって初録音され、LPのタイトルにもなり、大ヒットしたのでした。。

黒いドレスの女性はMaysa:

Maysaにアルゼンチンでの1週間のライブの仕事が入り、その音楽監督にBoscoliをオファー。

バンドの方は、ギターはMenescal,ベースはBebeto,ドラムEelcio Milito, 二人のピアニストLuis EçaとLuis Carlos Vinhas( Beco Das Garrfasのピアニスト)

BoscoliはSamba ならVinhas.そのほかはEçaという風に考えていたそう。。(★このお二人の演奏の特徴を私も探ってみたい。。。)

で、ツアーは延びて、ウルグアイ〜チリを周り2ヶ月の旅に。。その旅から戻って来る時、Maysa自らBôscoliに内緒で空港に山の様なジャーナリスト達を呼び、Bôscoliと腕を組んでタラップから降りて、取材陣に結婚の報告したそう!もちろんそんな事は約束さえしていなかった。

後にBôscoli自身が、『Maysaと恋に落ちてしまった。MaysaはNaraと違い快楽主義で、夢中だったし、ベテランだった、、、、』と自身の本で長々と言い訳を書いているそう。。

婚約中だったNaraとの仲は終わった!

今日は桃の節句!そしてBossaNovaクラスレッスン

今月と来月の課題曲は「O Barquinho小舟」

作詞は前回と同じRonaldo Bôscoli.そして作曲はRoberto Menescalさんです。

貸ボートに乗ってよく釣りに出かけた二人。Menascalは小舟のエンジン音を聞いてこの曲のメロディ〜を思いついたそう。。

MenescalとNara Leãoが出会って淡いお付き合いを2年間(Nara10歳)、そのうちMenescaと友人だったBoscoliもNaraの家の音楽パーテイによばれ、BoscaoliはNaraに一目惚れ。 この時Naraは15歳。。付き合い始め、出会って4年目のNaraが19歳の時、Naraの為にこの詩を書いたのらしい〜という記事がありました。。

しかし、Maysaとの付き合いが新聞沙汰で取り上げられ、Naraとは破局!

Maysaがお熱だったらしく、Boscoliと飛行機で一緒に仕事に行った帰りに、空港ゲートに記者達をMaysa自らが呼んで『結婚するの!』と言ったとか〜。。

慌ててBoscoliはNaraに言い訳の電話をしたけれど信じてもらえず。。結局この曲は、Maysaがこれまで歌っていた歌い上げる曲から、流行りのBossa Nova歌いたいと申し出て録音し、大ヒットした。。Naraはまだその頃素人だったと言うのものの、Naraが歌ってもきっと大ヒット曲になっていたはず。。

誰もが知るO barquinhoだが、Naraは長い間歌わなかったようです。。

その後Boscoli はMaysaとも上手くいかず、Maysaはお酒や薬に溺れるようになり破局。Elis Reginaといううビック歌手と結婚するのでした、、それも数年で破局〜〜。

色々話題の多い方です。。。

今日はO Barquinhoの初回ですが、まずは『楽しいおひなさま』を歌います〜🎎

2月17日(木)Bossa Nova クラスのお知らせとRonaldo Bôscoliの事

いよいよ17日はSe é tarde ,me perdoaの仕上げをいたします。。

コーラスのシンコペーション練習、音程練習。。そして三声のハーモニーが伴奏とうまく馴染むように〜〜練習!短いイントロコーラスだけど、盛り沢山の課題です。

そして難しい早口の歌詞の所は、練習あるのみ。。慣れたらきっと心地良くなってきます〜。

 

作詞したRonaldo Bôscoliについて調べていると、この歌詞はNara Leãoと付き合い始めた頃にNara Leãoに捧げたとされています。。Ronaldo がNaraに一目惚れしたのは、Naraが15歳!!でRonaldoは28歳。。

Ronaldo自身の告白によると:

「Se é tarde me perdoa」で言っている通り、『自分自身、愛に色々と失望してきた』が、あの女の子には完全に恋をしてしまって食事も喉を通らず、寝つけもしなかった。

そうだ。。。。。

『Me perdoa~僕を許して』とは言っているが、それほど悔いているとは思えない(笑)。。。相手が15歳でもNaraは年の割にしっかりした考えを持った女性だったのではと想像しているので、、、Nara Leão とRomaldoを知れば知るほど、私にはどうも甘えた調子のいいおじさんにの軽い呟きにしか聞こえなくなってしまいました。

ちなみに、,「Se é tarde、 me perdoa=遅かったらなら、僕を許してね〜』と許しを乞うている内容とは、

1、君が人生の素晴らしさを知っていたなんて、、(若い君だが、人生と言うものをもう分かっていたんだね)

2、僕は深く考えもせず、嘘をつきながら、現れてはまた去ろうとして、来ちゃったんだ(いつも気ままに、嘘をついて、ふらついて腰も落ち着かずに帰ってきたよ)

3、僕は明け方には幾つもの愛の幻滅をもたらして。。(結局、明け方には振られて絶望を抱いてる)

4、ただ疲れて戻ってきてたんだ。

この歌を捧げられたNaraは当初どんな気持ちだったのでしょう??

この数年後RonaldoはNaraの家族公認の恋人として認められていたのだが、魔性の女性と呼ばれるMaysaと深い仲になり、Maysaとの旅の仕事でリオに到着する時、Maysa自らが新聞記者達を空港に呼び付け、いきなり「Ronaldo と結婚する」と発表したらしい。思わぬ展開にRonaldo自身が驚き、Naraに言い訳の連絡を入れたが取り合ってもらえなかったそう。

さらにRonaldoはその後、Maysaから逃げ出すように別れ、あのElis Reginaと結婚して2人の子供をもうけている。。

Nara Leão の伝記を読み始め、いろいろな事が見えてきました。。

Bossa Nova クラスで豆まき!

昨日はSe é tarde me perdoaの3回目レッスンでした。。オミクロン感染者が増え続けているので、密と消毒と換気にさらに気を付けて決行!

そして、レッスン終了後豆まきをしましたよ〜!手作りミニお面を持参し、鬼はマルシオ先生にお願いしました〜!!『オミクロンと鬼は外!!福は内!!!』

レッスンでコーラスパートの練習も始めるので、これに伴い音程や和音の事もお話しました。。

楽典参考資料をネットから探してみなさんにお配りする為にコピーした後、大きな間違いを発見!

もちろん、生徒さんにはレッスンで説明し修正してもらいました。。。

まあ、普段歌うためには必要のない事なのですが、、その昔受験のために必死に楽典を勉強した者とっては、もしこれを信じて受験の時に答えを間違ったりしたら〜運命が変わっちゃうかも〜〜なんて、ちょっとハラハラ心配になったり〜〜。。そのサイトにお知らせした方がいいのかしら??

☆ 長三度を半音下げると短三度。短三度を半音下げたら、減三度なんです。

それは譜面上の話で、減三度と言いながら実際は二度なんですが〜〜。。

よくある三度のハーモニーに長三度と、短三度があるよ!と言う事の説明だったのですが、長々と楽典講座をしてしまいました、、

次回はもっとコーラス練習したいなと思っております。

1月20日楽しくBossa Novaクラス終了。

Se é tarde, me perdoa2回目のレッスンも、歌詞をしっかり正しく発音するところから始め、続いてい抑えたいシンコペーションのリズムと注意すべき音を中心にレッスンいたしました〜。

この曲は早口になる箇所が難関ですが、そこを適当にせず、ちゃんと正しい歌詞のリズムとアクセントで慣れて、覚えるくらいに慣ればもう大丈夫!

今回2回目の生徒さんは段々と歌えるようになってきていい感じ☺️

来月はイントロをコーラスでハモる予定!ただいま譜面をつくっています。

新幹線で移動中、車中からSkype 参加くださった方もいらして、嬉しかぎり〜〜。。

オミクロンで全員参加までにはまだまだ時間がかかりそうですが、いつかみんなでハモれたらいいな〜〜〜と夢を描いています。。色々欲が出てきます🎶

生徒さん募集中です!!😄

1月20日(木)BossaNova 開催いたします。

2回目の「Se é tarde ,me perdoa. 」レッスンです。。Carlos Lyraさんの名曲!発音しずらい早い箇所を何度も発音して慣れてきたら、、楽しく歌えます〜。。ちょっとサンバぽく歌うのもいいですね。。ギャラリー久は広いので、密になることもなく、換気に気をつけながら歌います。。